井嶋ナギの日本文化ノート

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夏講座:早稲田大学オープンカレッジ「江戸のラブストーリー「人情本」に見る、江戸娘の着物ファッション」のお知らせ 〜『春色梅児誉美』を読んでみませんか?

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お知らせです。春に引き続き、夏も早稲田大学オープンカレッジにて講座を行います! 「魅惑の都市・大江戸の食と娯楽」という、全5回のオムニバス講座のなかの、1回を担当します。
(下画像は、マイコレクションの『春色梅児誉美』全12冊。約180年前の和本です。)

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私が行う講座は、9/3「江戸のラブストーリー「人情本」に見る、江戸娘の着物ファッション」。

人情本とは、江戸時代後期に流行した恋愛小説ジャンルのこと。いきいきとした会話、繊細な心理描写、また、ファッションについての細かな記述や、流行事物を積極的に取り入れた内容で、当時の人々の生活を知るのに最適です。

人情本のなかでも、最大のベストセラーとなったのが、『春色梅児誉美(しゅんしょく うめごよみ)』(天保3〜4年(1832-33) 為永春水)。『春色梅児誉美』は、江戸時代のみならず、幕末から明治・大正・昭和初期にかけて長く親しまれ、日本の近代文学(特に花柳文学)大きな影響を与えました。永井荷風の『新橋夜話』のなかの傑作『風邪ごこち』でも、丸の内の会社をドロップアウトして芸者のヒモをしている男が『春色梅児誉美』を愛読している描写があるほど(→詳しくは、拙著『色っぽいキモノ』P44をご覧ください)。

江戸人のみならず近代人の心までを虜にした、江戸後期の人情本『春色梅児誉美』を読みながら、江戸後期のオシャレや恋愛事情、花柳界事情などを読み解いてみませんか?

今回は、マイコレクションである約180年前の和本『春色梅児誉美』全12冊をお持ちする予定です!!(上画像) ぜひお気軽にご参加くださいませ♪ 




魅惑の都市・大江戸の食と娯楽

【日程】7/23(木), 7/30(木), 8/6(木), 8/27(木), 9/3(木) 
【時間】13:00~14:30(90分)
【場所】中野校キャンパス →MAP
    (JR中央線・総武線、東京メトロ東西線 「中野駅」徒歩10分)
詳細はコチラ

【講義概要】

豊かな衣食文化や芸能が花開いた粋な江戸時代の暮らしを、「食」と「娯楽」という視点から体感する講座です。現代に受け継がれる「料理」「浪曲」「落語」「三味線」「着物」各分野の講師陣がオムニバス形式で楽しみ方をお伝えします。思わず誰かに話したくなる、大江戸の魅力に触れてみましょう。


【各回の講義内容】

7/23(木) 江戸の料理と養生の知恵
講師:大久保洋子((一社)日本家政学会食文化研究部会長、実践女子大学元教授)
ファストフードのルーツは江戸時代ともいわれ、外食が発展した江戸時代の食文化には、現代を生きる私たちに示唆を与える要素もたくさんあります。和食が完成した江戸時代の庶民の食生活を知り、江戸の料理と養生の知恵についてお話します。



7/30(木) おいしい浪曲の愉しみ
講師:布目英一(月刊浪曲編集人、横浜にぎわい座企画コーディネーター)

「江戸っ子だってねえ」「神田の生まれよ」「飲みねえ、寿司を食いねえ」これは誰もが知っていた名文句、もとは広沢虎造の浪曲です。浪曲、落語、歌舞伎などに登場する食べ物は作品の内容を身近に感じさせる効果があったようです。実際にそれらの作品を鑑賞しながらその効果を探っていきましょう。



8/6(木) 江戸の庶民芸能「落語」を探る

講師:瀧口雅仁(芸能史研究家、恵泉女学園大学講師)
落語は江戸の文化人が興した、江戸の粋が凝縮された芸能です。どんな人達がどんな形で落語を生み、そしてそれをどう伝え、広めていったのか。烏亭焉馬、初代可楽、圓朝といった落語家の芸と業績を考証しながら、江戸と落語の深い関係に迫っていきます。


8/27(木) 江戸三味線の世界

講師:宮澤やすみ(神仏研究家、小唄師範)
端唄、都都逸(俗曲)、小唄など、江戸ならではの粋な三味線の世界を、実演を交えてご紹介します。三味線の古典である長唄や上方三味線などとの楽器の違いにも触れながら、風流江戸好みの音色の特徴とその世界観に触れてみましょう。



9/3(木) 江戸のラブストーリー「人情本」に見る、江戸娘の着物ファッション

講師:井嶋ナギ(着物研究家、文筆家)

江戸後期に流行したラブストーリー「人情本」は、ヒロインたちの衣裳の描写が非常に詳しく、当時の着物の流行を知るのに最適です。恋愛物語の面白さも味わいながら、江戸娘のおしゃれを読み解いていきましょう。




【受講費】
「早稲田大学オープンカレッジ」会員の方 11,826円
「早稲田大学オープンカレッジ」会員ではない方(ビジター) 13,608円

★「早稲田大学オープンカレッジ」会員について
・会員の有効期限は、入会年度を含めて4年度間(3月末日まで)
・入会金8,000円
・入会金6,000円の特例あり(早稲田大学卒業生、早稲田大学在学生父母、東京都新宿区・中央区・中野区に在住・在勤の場合ほか)
・会員にならずにビジターとしての受講も可能です
・詳細はコチラ

【申込受付】一般・ビジターともに、受付中。
【申込方法】Web、Tel、Fax、各校事務所窓口
・詳細はコチラ





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