井嶋ナギの日本文化ノート

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5/11 「伝統文化の持つ力」@増上寺:日本舞踊ワークショップのお知らせ。


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桜が咲いて、さて、G.Wももうすぐですね! …って自分で書いてて「うわー」と思いましたが、このぶんだと、アッと言う間にお正月になりそうな勢い。こんな感じだと、どうせまたすぐ冬になるんだから、冬もの、イチイチ片付けなくてもいいのでは…? と、もう一人の私が私に囁いている、春。


そんなすぐ間近に迫ったG.W後の、イベントのお知らせです! 2012年、2013年に引き続き、今年も、チャリティイベント 日本伝統文化ワークショップ「LOTUS 伝統文化の持つ力」が開催されます! 昨年と一昨年に引き続き、花柳美嘉千代師匠の日本舞踊ワークショップのお手伝いをさせていただきます♪

このチャリティイベントは、全12種類の伝統文化(能、日本舞踊、茶道・東千家、茶道・裏千家、煎茶、台湾茶道、華道、書道、香作、和菓子、紋切り、水引)ワークショップを、好きなだけ体験できるとっても貴重なイベント。

昨年までは横浜「三溪園」で開催されていましたが、今年はなんと! 東京・芝の「増上寺」で開催されることになりました! そう、東京タワーの近くの!! プリンスホテル隣の!! あの増上寺!! 上野寛永寺に並ぶ徳川将軍家の菩提寺ですよー! …ということで、ひとまず詳細は以下です。



日本伝統文化ワークショップ「LOTUS 伝統文化の持つ力」

【日時】
5/11(日) 
9:30 open 〜 20:00 close


【プログラム】
日本舞踊ワークショップ
 【第1回】 11:00~11:30 鑑賞
 【第2回】 13:00~13:30 体験
 【第3回】 14:00~14:30 鑑賞
 【第4回】 16:00~16:30 体験
※日本舞踊ワークショップの詳細については⇒コチラ
※その他のワークショップの詳細については⇒コチラ


【場所】
増上寺 光摂殿・増上寺会館
※交通アクセス&MAPについては⇒コチラ
※増上寺境内MAPについては⇒コチラ


【参加費用】
前売チケット 3,900円(税込)
当日チケット 5,000円(税込)
※家族でお越しの18歳以下のお子様は無料です。
※上記チケットで好きなだけワークショップを受講できます。


【前売チケット購入方法】
チケットの詳細についてはは⇒コチラ
※チケット販売は5/10(土)18:00 までですのでお早めに!


■公式サイト「LOTUS TOKYO 2014 伝統文化の持つ力
■Facebookページ⇒コチラ
■2013年の様子⇒コチラ
■2012年の様子⇒コチラ






昨年2013年の「日本舞踊ワークショップ」のようすは、以下をご覧ください♪



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花柳美嘉千代先生門下の名取3人で、「藤娘」と「さくらさくら」を踊りました。これはリハーサル中です〜。

ちなみに、去年は真夏だったので、浴衣着用になりました! ↑上記画像の春朋嘉ちゃん(中央)の浴衣は、花柳流指定の浴衣です。そして私(左)の浴衣は、なんと、高校生の時に初めて自分であつらえた浴衣(綿紅梅)カラフルな浴衣がイヤでイヤで、紺一色の浴衣を求めて、地元のイトーヨーカドーかダイエーだかに入ってた呉服屋さんに一人で乗り込んで、ドキドキしつつあつらえた思い出の一枚…(笑)。




そして、美嘉千代先生の解説のもと、『京鹿子娘道成寺』の各段を、一人ずつ踊りました。

(念のために解説しておきますと、『京鹿子娘道成寺』というのはかなり長い曲で、実は、そのなかに小曲がメドレーのように組み込まれているような構成になっています。それぞれの「段」で、曲の雰囲気もガラッと変わり、小道具も変わるし、舞台では衣裳も変わります)



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私は、『京鹿子娘道成寺』のなかの「手踊り」の部分を踊りました。小道具はナシ(だから、手踊り)。『道成寺』のなかでは、カワイイ娘な感じの(死語ですが「ぶりっこ」な感じの笑)踊りの部分です。



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『京鹿子娘道成寺』のなかの「クドキ」の部分(花柳嘉乃千鳥さん)。クドキというのは、女性の切ない恋心を表現する部分のこと。小道具に手ぬぐいを使い、『道成寺』のなかでも一番ツヤっぽい、オトナな踊りの部分です。



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『京鹿子娘道成寺』のなかの「鈴太鼓」の段(花柳春朋嘉さん)。小道具は、鈴太鼓(鈴の音がスゴイ!)。『道成寺』のなかでは最もスピーディで、にぎやか…というか激しい部分です(で、この後すぐ「蛇体」になって幕)。



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さらに、『鷺娘』の、傘を使った部分も踊りました。ちなみに、この傘は、師匠所有の舞台用の傘で、透けるように薄い絹が張ってあるだけなので、雨天には使えません(笑)。

ちなみに、アレ?っと思った方もいるかもしれませんが、浴衣なのに、帯はお太鼓です(笑)。素肌に浴衣、だけど、帯はお太鼓(もちろん、帯揚げ帯締めアリ)、足袋に草履、って、日本舞踊界では定番スタイルなのです〜(これについては昔書いたことがありますが→コチラ)。




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参加者一同で記念撮影。中央の袴をはいている方が、この「LOTUS 伝統文化の持つ力」主催者の松村亮太郎さん。茶道サロン「SHUHALLY(守破離)・文彩庵」(横浜市中区)庵主であり、茶人として幅広く活躍されている方です。

そういえば! 去年の秋頃、twitterやネット界隈で、「LED発光するサイバーな茶室が凄い!」という話題が駆け巡っていたのを、ご存知でしょうか?? 実は、その「サイバー茶室」こそ、このイベントの主催者・松村亮太郎さんの茶室なのですよー!! 凄いですね!

(上記の写真は、すべて「LOTUS 2013 伝統文化の持つ力」カメラマン香田様より戴きました。ありがとうございました! そのほか日本舞踊以外のようすについては、コチラをご覧くださいませ!)




そして、花柳美嘉千代師匠をご紹介! 

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こちらの画像は、昨年、「花比古会」@国立劇場で『子宝三番叟』を踊られた時に、個人的に撮影させていただきました。

美しくて、優しくて、踊りも素晴らしく、何よりも「日本舞踊への一途な思い」には、いつも心を打たれます。私のような我がままでヒネクレ者でナマケ者の人間が、12年も!お稽古に通い続けられているのですから、美嘉千代先生の人となりの素晴らしさがわかるというものです。。


そんなステキな美嘉千代先生の「日本舞踊ワークショップ」、ぜひこの機会に、体験してみてくださいね!





おまけ。
三田線「御成門」駅に貼られている、手描きマップがカワイイ(かつ分かりやすい!笑)。

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—— 関連記事 ——


■ 2013年の記事 
8/31 「伝統文化の持つ力」@三溪園:日本舞踊ワークショップのお知らせ。
■ 2012年の記事 
9/2 三溪園でのチャリティイベント「伝統文化の持つ力」のお知らせ。もしくは、近代の「数寄者」について。






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